最近のシーバスブームの影響で、ポイントを独り占めできる機会は滅多にありません。穴場だと思って行ったポイントにも先行者がいたりします。入れるポイントが複数ある場所だと、相当離れた場所に入る時以外は先行者さんにあいさつして、一言断ってから入らせてもらいます。トラブル回避の意味合いが濃い挨拶です(笑)。
その時の反応は多種多様。明るく返事してくれる方、小声で返してくれる方、返してくれない方。
もちろん明るく返事してくれるほうがこちらも気分良く釣りができるので望ましいのですが、返事を返してくれなくてもあまり気にしないようにしています。一人で楽しみたかったという気持ちはわかるから。
善人ぶってますが、僕は以前に一度、他のアングラーに怒ったことがあります。今では大反省ものです。
岸際のストラクチャーを狙っていましたが、近くに寄ると気配を察知されてしまうので、少し離れた所から狙っていました。すると後から来たアングラーが僕の横を通って行き、そのストラクチャーのすぐ横の岸からキャストを始めました。僕がそこを狙っていたことは明らかなのにと憤慨してしまい、そのアングラーのところに行って「僕がそこを狙っているのはわかってましたよね」と詰め寄りました。その方は「そうなんだ」と一言言い残して去って行きました。
今思うと顔から火が出るほど恥ずかしいことをしてしまいましたが、そのときにお互い何らかのコミュニケーションを交わしていれば、そんなことにならずに済んだはずです。だから今では、40~50m離れたところにはいるときでも「上流のほうに入らせてもらっていいですか」などと確認しています。そして都合が悪ければ断ってもらってもかまわないと思ってます。逆に、僕が声を掛けられて、ダウンドリフトをしているところを下流に入らせてほしいと言われたら、そこは狙っているので他の場所にしてほしいとはっきり言います。また、あいさつなしで入ってくる人にはこちらの意図を伝えに行ってます。
ルアーフィッシングは自分の前方だけが狙ってるポイントとは限りませんから、お互いが声を掛け合うのが理想だなあと思ってます。
